Web制作者の役割と「約束を守りたい」と思われる環境

長谷川恭久さんのpodcast「automagic.fm」千貫りこさん回を聞きました。


automagic.fm(2018年1月の)で千貫りこさんがJimdoをよく使った、という話をされていました。
Jimdoで素早くウェブサイトを制作する。ちゃっちゃとウェブサイトを公開して、反応を見ながら運用していくという方法が、この1〜2年は多かったという話です。
思い当たる節が自分にもあり、ポッドキャストを聴いて考えたことをメモしようと思います。


月1で、行政のビジネス相談サービスに参加して


愛知県の岡崎市には、OKa-Biz(オカビズ)と言うビジネス相談サービスがあります。
オカビズが対象としているのは、主に中小企業の経営者さまで、無料で何度でも相談いただけます。

僕はそこへ月に1度、出勤しています。肩書はITアドバイザーです。
ITアドバイザーの守備範囲は、Webを主軸にした情報発信です。
たとえば無料のブログを使って、自社の集客や売上アップに繋げます。
Podcastでも話題にあったように、Jimdoのような無料でできるサービスを使うことも多いです。

なお、行政が無料で行うビジネス相談なので、使えるWebサービスは「無料のサービス」が基本です。
個人的には「お金をかけずに情報発信で成果を上げる」という、縛りゲームをしているような心地にもなります。

無料で始めて、相談者さんの判断で有料プランへ移行するっていうのは、もちろんアリです。


Webサイトの更新、自社で全てできる状態ならば、更新はつづくのか


オカビズには3年以上在籍しているので、相談数は数百回になると思います。
そんな中、結果的に「これは更新が続けられるな」という条件があるなと、思っています。
その条件のひとつが、約束を守っていただく環境にする・・・ということです。

たとえば、無料で相談できるオカビズにおいても、ブログの更新をし続けるために、相談者さんと僕とで約束をすることがあります。
「次回の相談までに記事を5つ書いてください」と言うような形で、僕から宿題を出します。
(宿題という言葉を選ぶ理由は、結果的にそう言うとタスクを完遂してもらえる率が高かったからです。)
すると次回「約束した宿題はできましたか?」といった形で確認することができます。
あるいは「次回までの店舗写真を持ってきてくれれば、相談時間内で写真をテンプレートに反映します」という約束をすることがあります。

そうすることで、約束を守れば状況がよくなっていく、という感じを作っていきます。
そういう関係性が作れると、無料のツールであっても成果が出やすくなります。

そういう経験をして、こんな「思い当たる節」があります。
Webサイトの更新にWebデザイナーが必要だからこそ、Webサイトの運用が滞りなく行われる・・・といった場合もあるのではないか、と。

この人との約束、守りたいなっていう感じ

cmsがあれば自社だけで更新が完結できる、という話とは別の面で。
間に人(Webデザイナー)が入るからこそ、情報発信が止まることなく続けられるってこともあるのでは?っていう。

もちろん人と約束したからといって、クライアントさまが必ずその更新の約束を守るとも限りません。
しかし1人で孤独に更新し続けるよりも、マラソンのペースメーカーのように他者が伴走してくれれば、更新が続けられる。
そういう可能性があるのではないかと、思いました。

タッチの南ちゃんが理想というか。
この人との約束、守りたいなっていう感じが大事なんだと思います。
その役割は、人間だから可能だと思います。

また、オカビズのIT相談の枠は人気で、時には1ヶ月以上も待つ必要があります。
環境として「貴重な時間を使って相談やカスタマイズしてもらえる」ことを、相談者さんが実感しやすいので、約束を守ってもらいやすいことに繋がっているのでは?
・・・とも思います。


職能だけじゃなくて、役割に着目してみると


Webサイトを更新しやすい仕組みは、もちろん大切です。
同時に、Webで情報発信を続けられる関係性もまた、大切なのではないかと考えています。

Webサイト運用で必要な職能といえば、アクセス解析や、広告の評価、市場の調査などが多いなと思います。
一方で「この人と約束を守りたい」みたいな・・・なんていうんでしょうね。
社会的な役割としての、南ちゃんというか。
そこまで強い関係性はムリなのですが、運用をつづけられる動機になりたいなと思います。

そういうわけで職能だけじゃなくて、役割にも、Web制作者の身の置き場があるのかもな〜って思いました。

ポッドキャストを聴いて考えたことは、だいたいこのような事です。


投稿者名 すずきカレー 投稿日時 2018年01月29日 | Permalink

a-blog cmsを長期使用したユーザーに対する観察

個人的メモ。

cmsを使って更新する人は、もしかすると何年も同じ管理画面を使います。
そうした中で、効率化のために管理画面の最適化を依頼されることはあります。
しかし、納品時の管理画面をそのまま「そういうもの」として受け入れてしまう場合もあります。

そこで、たとえば「cmsを5年間運用してみて更新ユーザーがどう感じるのか?」という見方があると良いなと思いました。

更新ユーザーがどう感じるのか?


時間軸 ユーザーの認識
cmsの導入を検討中 使いやすそう。
直感的に操作できそうだ。
プロトタイピング 問題なく更新できる。
納品時 実際に更新してみて、使いやすいと感じた。
5年間、運用した時 ???

この表における「???」を、より良くするにはどうすれば良いか。
答えを出したいなぁと思います。


投稿者名 すずきカレー 投稿日時 2017年12月08日 | Permalink

エントリーのカスタムフィールドに、ユーザー自身が初期値を設定できる

この記事は「a-blog cms Advent Calendar 2017」8日目のエントリーです。

エントリー作成するとき、カスタムフィールドに初期値があると良いなってことがあります。
そういう時に、ユーザー自身で初期値を記録できるカスタマイズです。


GIF画像でお分かりいただけるでしょうか。


投稿者名 すずきカレー 投稿日時 2017年12月07日 | Permalink

将来、値が増えそうなカスタムフィールドは最初からsplit対応する


いかにも後で増えそうなカスタムフィールドってあります。
上記画像で言うと「用途を新しく2つ追加して欲しい」という要望を、運用開始して1年後にいただいたりします。
さらに「絞り込みの数が増えたので、表示方法を変えたい」みたいな話に発展します。

「アイコンの色・形を変えたい」
「アイコンをグルーピングしたい」
など、あとで要望が大きくなることもあるでしょう。


最初からsplit対応して、classを付与


カスタムフィールドの値が増えること自体はsplit関係なく対応できます。
しかし、値が増えたために「見せ方を変えたい」という話に繋がる場合があるよなぁと思います。

そういうわけで・・・
「将来、このカスタムフィールド増えそうじゃない?」
「表示側の仕様が変わりそうじゃない?」

・・・って思ったら、最初から校正オプションのsplit対応をしておきます。
擬似的に「名前」「コード」「ID」を持たせるようなイメージです。
カテゴリーには「名前」「コード」「ID」があるため、表示するときに%{CCD}を使ってclassを付与できます。
そういう使い方を、カスタムフィールドの値でもできるようにする感じです。

→ 校正オプションsplitについて(公式サイト)

色を選択するカスタムフィールド「color」があったとして、その値に「赤,red」と、2つの値を与えておきます。
たとえば、最初は「赤」「オレンジ」2種類だったけど、後から色が増える→それによって表示を変えたい、みたいな対応が簡単になります。

下記のような感じです。

<label for="input-color-赤,red">
	<input type="checkbox" name="color[]" value="赤,red" id="input-color-赤,red"{color:checked#赤,red} />
	<i class="acms-admin-ico-checkbox"></i>赤
</label>
<label for="input-color-オレンジ,orange">
	<input type="checkbox" name="color[]" value="オレンジ,orange" id="input-color-オレンジ,orange"{color:checked#オレンジ,orange} />
	<i class="acms-admin-ico-checkbox"></i>オレンジ
</label>
<input type="hidden" name="field[]" value="color" />

値は3つ以上持たせることができるので、
赤,red,01
・・・のように付与することが多いです。

ラベル名
red classの値
01 カテゴリーでいうID

・・・みたいにして使えます。

表示するときに少し書き方が煩雑になりますが、運用中の仕様を変えるよりラクなので、最初からこんなふうに入れておきます。


投稿者名 すずきカレー 投稿日時 2017年12月02日 | Permalink