a-blog cms Advent Calendar 2014という企画があります。
この記事はその9日目を担当して書いています。
a-blog cmsで困ったときはアップルップルさんに聞けば良い。
僕がa-blog cmsを選ぶ大きな理由です。
でも、僕がa-blog cmsを覚え始めたとき、質問の仕方が分からなかった時期があります。
質問できる場所はいくつかあり、それぞれの用途が分かっていなかったのです。
この記事ではa-blog cmsで分からない問題が出てきた時、どうやって聞けばいいのかを書きます。
a-blog cmsをバリバリ使っている人にとっては無用の記事になりますが、初心者の方に参考にしてもらえれば幸いです。
個人的な体験を元にしているので、僕と似た部分がある人には特に役立つと思います。
このような方に向けて書きまーす。
- a-blog cms初心者です!
- 万年初心者なんですけど!
- cmsそのものが初体験です。
- 初歩的な質問するのが申し訳なくて…。
- 何が分からないかのか、分からない…。
僕はもともとHTMLをさわらないWebディレクターでした。
a-blog cmsを始めたとき、かれこれ5〜6年はHTML・CSSをさわっていなかったという事情もあり
自分自身が「何が分からないかのか、分からない」人でした。
今回はこのようなレベルの初心者目線で書いていきます。
質問する場所・聞き方を整理しよう
a-blog cmsで質問したいとき、5つの場所があります。
※2014-12-08時点の情報
- フォーラム
- メールサポート
- a-blog cmsの日
- 対面サポート(要予約)
- 合宿
他にもあるかと思いますが、まずはこの5つが基本ではないでしょうか。
質問する側からすると、それぞれ次のような特徴があります。
誰でも使えて気軽に質問できる。
やりとりを他の人も参照できるので、あなたの質問が後に誰かを助けるかも。
個人的な質問頻度としてはフォーラムを使うことが多い。
「何が分からないか分からない」時には向かない。
フォーラムで開示できない情報をアップルップルさんに渡し、具体的に質問できる。
例えば、開発中のcmsにログインしてモジュールIDの設定を確認してもらえる。
別途料金が必要。パートナーならいつでも聞ける。
※いつでも聞ける安心感が欲しい方はパートナーになるのおすすめ。
初心者には最もおすすめ。
「何が分からないか分からない」時にもこれ。
a-blog cmsの日にベースキャンプ名古屋へ。
ビデオチャットで参加できるけど、困ってるときはベースキャンプへ行くのが良い。
言葉にするのが難しかった質問もできる。
画面を見ながら相談できるので、解決したかったこと以上の収穫がある。
アップルップルSTAFFさんの優しさに包まれてa-blog cmsを学習できる。
a-blog cmsの日にベースキャンプ名古屋で聞くことができれば良いのだけど、時間が合わない、早く対面で解決したい時はこれ。
有償。要予約。
個人的な利用体験では「決まった時間内でしっかり問題解決できて助かる!」という感じ。
2日間にわたってa-blog cmsのユーザーが全国から集まる。初心者OK。
a-blog cmsユーザーと仲良くなれる。酒の力。
もちろん酒なしでも楽しめる。
a-blog cmsでサイトを作ってくれる方を外部の協力者として探す場にも最適。
詳しくは公式サイトや開発ブログにて。
a-blog cmsの日(ベースキャンプ名古屋)は良いですよ。
これから始めたい人で「でも、1人じゃよく分からない」という場合はa-blog cmsの日(ベースキャンプ名古屋)が最適ではないでしょうか。
質問したい事が多いとき、自力での解決が限界なときは、「a-blog cmsの日」にベースキャンプ名古屋へ行くのが一番です。
対面でアップルップルのスタッフさんに教えてもらえると、問題がサクサク解決していきます。
対面であれば「モジュールIDの使い方が分からない」という具体的な相談に加えて
「こういう情報構造のサイトを作りたいんだけど、a-blog cmsならこんなブログ構造で実装できますよね?」
といった抽象度の高い相談をできるので、本当ありがたいです。
というわけで、もしも少しさわってみて挫折しそうなら「a-blog cmsの日」にベースキャンプ名古屋です!
遠方のかたは観光がてら、いかがでしょうか。
実務で困った時はメールサポート
実務で困った時はメールサポートに救われることが多いです。
納期との戦いの中、いざという時に開発環境を確認してもらいながら相談できるのは心強いです。
例えば僕が在籍するルーコの場合、PHPやCMSに明るいWebデザイナーがいなかったので、a-blog cmsを始めたときは頻繁に困っていました。
そんなときに気兼ねなくメールで相談できるパートナー制度は命綱のような存在でした。
「もともとMTさわっていました」「PHP少しは分かります」という人材がいれば良いかもしれません。
しかし、そこまでの職能を持った人材がいない場合はメールサポートに頼るとスタッフも安心でき、時間コスト的にも有益でしょう。
実は聞き方が難しいフォーラム
フォーラムは誰でもいつでも質問できますが、ちゃんと問題解決できる聞き方って実は難しいですよね。
a-blog cmsに限らず、状況を整理して適切な質問をするのは難しいものだと思います。
「こんなこと聞いていいのか…。あまりに知識が足りないのではないか。」という心理的な壁もあると思います。
少なくとも僕はそのあたりで困っていたので、それら負担を軽くできるヒントを書ければと思います。
状況を整理して質問するひな形
質問の際、次のような「ひな形」があると楽かもしれません。
- 何についての質問か
- 環境(バージョン、サーバ環境など)
- 試したこと、参照したこと
- 理解度を伝えられる情報
- 聞きたいこと
それぞれ例文を添えて説明します。
1.何についての質問か
Entry_BodyのモジュールIDについて質問です。
下記のサーバで動作可能か質問です。
…など、質問範囲をはっきりさせるために書きます。
何について質問しているのか自分で分からないときは、もう少し状況整理をしても良いかもしれません。
2.環境(バージョン、サーバ環境など)
cmsのバージョンは2.1.1です。
サーバのphpは5.1で動作しています。
…など、環境についても明記します。
特にcmsのバージョンは必須です。
バージョンアップすれば良い問題かもしれないからです。
また、バージョンによって変わる仕様もあります。
3.試したこと、参照したこと
IFブロックについては
http://www.a-blogcms.jp/dev/template-if.html
を参照しています。
…など、何を参照して問題に突き当たったのかを示します。
コードを掲載して質問するのも解決への近道でしょう。
モジュールIDの設定を書くことも必要かもしれません。
4.理解度を伝えられる情報
モジュールIDの引数チェックについては理解しているので、想定通りに動作しています。
グローバル変数%{USER_NAME}は、表示ページを作成したユーザー名だと理解していたのですが違うようです。
…など、聞きたい事に関して自分が理解していることを示します。
仕組みや単語の理解を誤っていると問題解決が困難になるためです。
理解度を伝える事によって問題になるであろう点を想定してもらえるかもしれません。
5.聞きたいこと
CSVインポートでエントリーをインポートする場合に最初からentry_idの指定は可能でしょうか?
…など、最終的に何を知りたいのか書きます。
当たり前ですね。
でも、僕なんかは「あれ?なにが…聞きたかったんだっけ?」ってよくなります。
物忘れしているのでなく、最終的にどんな情報を聞き出せば問題解決するのかが質問を書いている内に分からなくなるのです。
質問の仕方(メンタル編)
▲フォーラムの質問者が「自分」で埋まっていく…。申し訳ない心で満たされる筆者
たとえばフォーラムに3連続質問すると、申し訳ない気持ちになります。
a-blog cms歴は長いのに初歩的なこと聞くと、肩身が狭い気がします。
健康的に質問するためにはメンタルの準備も必要なのです。
なので、質問の仕方(メンタル編)を書いてみます。
「なに言ってんだコイツ?」という方もいるかと思いますが、過去の自分に送るつもりで書いておきます。
フォーラムで「こんなこと聞いていいのかな?」と思ったら
心の中で土下座をしてから質問を書き始めましょう。
ごはんを食べるときに「いただきます。」するのと同じ要領です。
的確な質問をするためには、己の「申し訳ない心」をおさめることも肝心なのです。
質問文を書いてる途中に「自分でも何を聞きたいのか分からない」感じになったら
しっかり状況整理するのが一番ですが、初心者ゆえの迷走もありましょう。
こんなときは
「上手くお伝えできているか自信がありませんが、よろしくお願いいたしますm(_ _)m」
と添えれば、文章内での土下座が可能となります。
実際、僕は何度かフォーラムの文章内で土下座しています。
質問文を書くのに1時間かかったことに罪悪感を感じたら
ちゃんと質問しないと申し訳ない一心で、質問文をこしらえるだけで1時間が過ぎる事もあります。
そんな時は「どんまい次いくよ!」と心の中で自分自身を励ましましょう。
僕の場合はマンガ「ハイキュー!!」のスガさんに励まされる様子を脳内に描くことで、救済に至っています。
イメージのパワーは偉大です。
Web制作者も色々だから、どんまい。
Web制作者と言っても、実際のところ職能には違いがあります。
僕のようにWebディレクターが久々にコードさわるパターンもあるし、jsもphpもできて当然という職場環境もあります。
また、業務範囲という意味でもWeb制作の幅は広がっていると思います。
僕が在籍しているルーコの場合、あるときから「制作での売上」よりも「運営支援での売上」の方が高くなっています。
そうなれば求められる能力も変わってきます。
色々な人がいるので「みんなが知っていて当然のこと知らない私」なんて気にせず、図太くいけば良いと思います。
以上。
メンタル編は蛇足ですが「どんまい!気にするなよ!」って話ですね。
cmsそのものが難しいのではなくて、新しいことを始めるとき特有の壁があるだけなので
分からないことは図太く質問していけば良いのではないでしょうか。
というわけで、
- フォーラムは情報を整理してから適度に図太くいこう
- メールサポートは命綱
- a-blog cmsの日にはベースキャンプ名古屋でサクサク解決
- 対面サポートは「a-blog cmsの日」で対応しきれない時用
- 合宿は仲間が見つかるし、たのしく学べる
こんなふうに覚えておけば良いと思います。
a-blog cmsはやさしいcmsです。