私の a-blog cms 小ネタ集 2020

a-blog cms Advent Calendar 2020 の5日目のエントリーです。
今回は、a-blog cmsのTipsを紹介します。

この1年はa-blog cmsの記事を、ブログに書きませんでした。
でも気にしません。フォーラムや、Twitterで書いてるからです。
そのほうが得るものが多かったり、便利な場合もありますね。

どんなツイートをした1年だったか、実際にツイートした情報を中心に小ネタ集としてまとめました。


ユーザーへの「権限付与」機能が明らかに


a-blog cmsの「ショートカット機能」について。
ショートカット機能は、実質的にはユーザへの「権限付与」機能です。

たとえば、
「投稿者」権限のユーザーに対して「このカテゴリーだけ編集許可」できたり、
「編集者」権限のユーザーに対して「このモジュールIDだけ編集許可」できるってことですね。

権限付与に関する詳細をフォーラムで質問したところ、下記の通り公式ドキュメントが整備されました。
プロフェッショナル版のライセンスでなくても、それなりにユーザの権限をカスタマイズできるので
もしも権限付与について初耳…という方は、次のドキュメントをチェックしてみてください。



絵文字を使える設定にしとこう、最初から


a-blog cmsのユニットでも、絵文字を入力することができます。

Ver.2.7.0から使えるようになったので、さほど新しい機能ではありません。
ただ、お客様からいただく「絵文字対応」要望は、この1〜2年くらいだなぁと個人的に思います。

後から絵文字対応するよりも、最初から絵文字に対応した設定にしておくといいなと今年思いました。
データベースに変更を加える必要があるので、その作業ミスで運用中に不具合が発生すると怖いですし。
実際に対応するケースとしては、ウェブサイトのリニューアルで対応するのが合理的かもしれません。

詳細は下記ドキュメント。



Lite Editorで、テキスト以外も使っちゃおう


Lite Editorは「テキスト装飾のみに使うユニット」だと思っていました。
これは単純に、自分の思い込みです。
でもimgタグ入るし、プレビューできるし、小回り効くね〜っていう小ネタです。


絶対、画像の劣化させたくないユニット


ユニットで「この画像だけは、いっさい画像を劣化させたくない」という場合は
カスタムユニットで「ファイル」として扱えばオッケー。
a-blog cmsを通すと、画像は必ず圧縮の影響を受けると思い込んでましたが、抜け道がありました。


真・Field_ValueListで、検索画面の絞り込みを良い感じに


エントリーの検索画面で、カスタムフィールドの値で絞り込みできる時。
絞り込みの選択肢には、検索結果が0件になる選択肢をそもそも表示したくない・・・とします。


そこでField_ValueListを使うと、検索結果で少なくとも1件以上はエントリーがヒットするように、絞り込みの選択肢を出せます。
ただし素のField_ValueListは、ブログが持つあらゆるカスタムフィールドを対象にしています。
ごみ箱にあるエントリーが持つ値や、非公開エントリーが持つ値も、対象になります。

これでは検索画面の絞り込みとして使えないので、
php/ACMS/GET/Field/ValueList.php の27行目に以下を追記します。(2020/09/25時点)

$SQL->addLeftJoin('entry', 'entry_id', 'field_eid');
ACMS_Filter::entrySession($SQL);

こうするとField_ValueListで表示できる値が、公開中のエントリー限定になります。
脳内でこの状態を「真・Field_ValueList」と呼んでいます。

詳細は下記のフォーラムにて。

このカスタマイズ、もっと良い方法があれば教えてほしいです。
若干、邪道なカスタマイズな気がするので。



オンラインアップデートの対象から、特定のファイルを外す


システムフォルダの変更を行った場合など、オンラインアップデートでファイルを上書きされたくない場合があります。
ひとつ上のTips「真・Field_ValueList」も該当しますね。
private/config.system.yamlに、次のように記述すると、オンラインアップデートの対象から外すことができます。

system_update_ignore : [php/ACMS/GET/Field/ValueList.php]

a-blog cmsの「2段階認証」とスマホ買い替え注意


今年、在宅勤務が増えたこともあり、a-blog cmsの「2段階認証」を使いました。


アプリGoogle Authenticatorを使う

アプリGoogle Authenticatorを使う

この2段階認証、導入のためにスマホのアプリを使います。
そしてスマホを買い換えた時に、再設定が必要になります。
LINEみたいにスマホを買い替えるとき、準備が必要なアプリってありますよね。
ざっくり言えば、ああいうやつです。

クライアント様が2段階認証を投入する際は、あらかじめこの対応を文書化しておく方が良いと思います。
スマホ買い替え時のマニュアルや、その際の対応は有償になるなど。

「それでも導入するのか」っていうのもありますし。
また完全にスマホを変更して実機が手元にない状態だと、a-blog cms側でユーザー作り直し複製する方が早いかもです。
その場合、あらかじめその対応は1回○○円・・・なり何なり、決めておくと良いと思います。

特にCMSの利用ユーザーが多いサイトの場合、個別にフォローしてたら大変ですもんね。



「キャッシュ自動生成」の効果が薄いサイトがある


%{UA_GROUP}を使って、スマホとPCでファイルを出し分ける場合の話。
ユーザーエージェントのグループ別にキャッシュを完全に分けてるサイトでは、キャッシュの自動生成をしても効果なかったことを知りました。


「キャッシュの自動生成」自体はとても良い機能なのですが、デバイスを設定したルールごとにキャッシュを作れません。
なので、もし%{UA_GROUP}でキャッシュを完全に分けてるサイトでは、キャッシュの自動生成を使わない方がいいです。

せっかく自動生成したキャッシュが使われないという状態になるので、エントリー作成の挙動が少し遅くなるリスクしかありません。
%{UA_GROUP}でキャッシュを分けていないページがあるなら、そのページだけキャッシュの自動生成すると良いですね。

詳細は公式ドキュメントと、フォーラムにて。



 
 
このように!
フォーラムや、Twitterで書けば・・・

  • 自分の記録になる
  • アップルップルさんから教えてもらえる
  • ツッコミもらえやすい
  • 機能の改善や、公式ドキュメントの整備に繋がる

・・・など、メリットがいっぱいあります。
「#ablogcms」付けてツイートするの、おすすめです!
アドベントカレンダーのネタにも困りません。

記録場所は散乱しちゃうので、どこに書いたか忘れるっていう問題はあります。
ツイートやフォーラムの知見を再編集するつもりでブログに残すのは、いい湯加減かもしれません。


次の a-blog cms Advent Calendar 2020 担当(6日目)はkazumichさんです!


投稿者名 すずきカレー 投稿日時 2020年12月05日 | Permalink